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スギケンの闇鍋風ドールブログ

ドールの話をメインに、カメラ、漫画、イラスト、アニメ、映画など、ある方面に偏った趣味を闇鍋風に送る不定期日記です。                

うちの子紹介10人目 ~綾瀬亜美さんの事情~ その11

最近、HTドルパ名古屋4の情報が飛び交い始めているので、私もついテンションが
上がってしまっています。w


・・・・なので、コントの合間に挟むドルパ関連の記事も増えてしまい、
コントの流れが悪くなっている気もしますが、これもドール者であれば、
仕方がない事ですよね?・・・ね?(^^;)

いざとなれば、カテゴリーの亜美さんの項目をクリックすれば、
まとめて見れますし。w(マテ・・)

え~・・・それでは、気持ちを切り替えて、コントの続きに
移りたいと思います・・・。m(_ _)m


続きもののドールコントですので、前回までをお読みでない方は、その1~10を先に
お読みになってからご覧くださいませ~。

亜美371

スギケン「う~・・・・ん。」

目が覚めたオレは、周囲を見渡す・・・・。

スギケン「うおっ!!」

オレの周囲は仰々しい魔方陣が張り巡らされていて、怪しげな蝋燭が
薄暗い部屋を、ゆらゆらと照らしていた。

お・・・おいおい、あ・・・朝だよな・・・なんてうす暗い・・・。(^^;)


ここは確か、普段使っていない空き部屋・・・。


ドアを開けて外に出てみる事にする。

誰も居ないのか、辺りは静かだ・・・。

そうか・・・確か、今日は住人が全員いないって・・・
楓さんが言っていたっけ・・。


ふぅ・・・・・と下を向きながら、溜息をつく・・・。

戻ってきたんだな・・・・オレ。


・・・・・・・。


あれから海を後にした俺達は、車で地元に向けて移動した。
道中はお互い、ほとんど喋らなかった・・・。
最初は、好奇心旺盛な彼女が、未来についてあれこれ聞いてきたが、
やがてそんなやり取りも無くなり、後半は二人とも無言だった。

BGMを入れるなら、チャットモンチーの“CAT WALK”が合うかも。
亜美328

最後に、未来のオレが入れ替わっているのは、今日一日だけな事を
彼女に伝えると、彼女は・・・・

亜美「スギケン君、元気でね・・・。」
亜美329

と言い、絵本のストーリーを綴ったノートをオレに渡してきた。
亜美394


ノートを受け取ったオレは、最後に精一杯の気持ちを込めて、

スギケン「ありがとう・・・。」

と言った・・・。



そして自宅に戻り・・・・今に至る・・・というわけだ。


・・・・・・・・・・。


・・・・確か、ノートは机の一番下の引き出しの一番下に潜らせたんだよな・・・。
この一番下の引き出しは、一番資料が入るようになっている。
2年間、きちんと整理はしていないから、今までのオレがその存在に
気付かなくても、特につじつまが合わない事もないだろう。


一番下の引き出しに入っている資料を取り出し、ひとつひとつ
調べてみる・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・あった。
亜美390


昨夜(と言うのもおかしいけど・・・)眠りにつく前に、オレが引き出しにしまった、彼女のノートだ。

あの時は・・・・
中身は読んでいなかったんだよな・・・。

こうして2年越しに、ようやく中身を見ることになるわけだ。
といっても、オレの感覚でいったら、翌日って感じなんだけど・・・。(^^;)

それにしても、こんなノートが入っているとは知らずに、
2年間生きてきた事になるんだよな・・・・。


・・・・亜美・・・。(´・ω・`)
亜美392


意を決して、ノートの中身を見る事にする。

一体・・・どんな話に仕上げたんだろう・・・。





タイトル“なきむしさむらい”

亜美393



あるところに とてもよわい おさむらいがいました

いままで しあいをしては まけて 100戦100敗でした

しあいで たたかれると おさむらいは すぐになきだしました

そのようすを みんなはわらい いつしか おさむらいは

みんなから なきむしさむらい とよばれました




なきむしさむらいは みんなに ばかにされました

でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん
きにしませんでした

おさむらいは もともと たたかうのが すきでは なかったのです




おさむらいは おはなを そだてるのがだいすきでした

おさむらいが おはなに みずをくれていると まわりのひとたちは

また おさむらいを ばかにしました

でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん

きにしませんでした




そんな おさむらいにも すきなこが いました

きんじょにすむの おはなちゃんです

とても きれいな おはなちゃんを まわりの おさむらいは

よめにもらいたくて いっしょうけんめい きをひきました

でも おはなちゃんは つよいひとがすきで

みんながもってくる ぷれぜんとには きょうみがありませんでした




なきむしさむらいも だいじにそだてたおはなを おはなちゃんに

ぷれぜんとしましたが やっぱり おはなちゃんは きょうみを

しめしてはくれませんでした




やがて おさむらいたちは だれがつよいかをきめて

もっともつよい おさむらいが おはなちゃんに

きゅうこんしたらどうかと いいだしました まわりも それに さんせいしました

なきむしさむらいは こまってしまいました

なきむしさむらいは じぶんのよわさを だれよりも よくしっていたからです




それに たたかうのが きらいな なきむしさむらいは おはなばかりを

そだてていたので けんのうでも おさむらいのなかでは いちばん

へただったのです




でも なきむしさむらいは おはなちゃんをあきらめきれませんでした

なので たたかうことにしたのです でもけんのうででは とても

まわりのおさむらいには かてません

だから なきむしさむらいは たたかれても ぜったいに なかない

うたれても うたれても さいごまで たっていよう

そう こころに きめました




そして しあいの とうじつになりました

まわりのひとたちは なきむしさむらいも さんかしていることをみて

みんなわらいました ばかにしました やじもとばしました

でも ぜったいに きょうは なかないときめた なきむしさむらいは

なにをいわれても なきたいのを ぐっと がまんしました





ストーリーは、ここで終わっていた。


あ・・・なるほど、肝心なところが決まっていないっていうのは
この先の事か・・・。(^^;)


というか・・・お・・・面白い。

すごく続きが気になる・・・・。

な・・・なきむしさむらいはどうなったんだ・・・。

でも、亜美はもう居ないから、この続きを知る事は
永遠に出来ないんだよな・・・。(´・ω・`)

亜美・・・なきむしさむらいの結末・・・教えてくれよ・・・。
亜美332


・・・・・・・・・・・・。


仕方が無い・・・ここから先はオレが考えるしかないんだ。

意を決したオレは、ノートを机の上に広げると、
椅子に座り込み、ペンを握った。





つづく

 SD16綾瀬亜美

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