最近、HTドルパ名古屋4の情報が飛び交い始めているので、私もついテンションが
上がってしまっています。w
・・・・なので、コントの合間に挟むドルパ関連の記事も増えてしまい、
コントの流れが悪くなっている気もしますが、これもドール者であれば、
仕方がない事ですよね?・・・ね?(^^;)
いざとなれば、カテゴリーの亜美さんの項目をクリックすれば、
まとめて見れますし。w(マテ・・)
え~・・・それでは、気持ちを切り替えて、コントの続きに
移りたいと思います・・・。m(_ _)m
続きもののドールコントですので、前回までをお読みでない方は、その1~10を先に
お読みになってからご覧くださいませ~。
スギケン「う~・・・・ん。」
目が覚めたオレは、周囲を見渡す・・・・。
スギケン「うおっ!!」
オレの周囲は仰々しい魔方陣が張り巡らされていて、怪しげな蝋燭が
薄暗い部屋を、ゆらゆらと照らしていた。
お・・・おいおい、あ・・・朝だよな・・・なんてうす暗い・・・。(^^;)
ここは確か、普段使っていない空き部屋・・・。
ドアを開けて外に出てみる事にする。
誰も居ないのか、辺りは静かだ・・・。
そうか・・・確か、今日は住人が全員いないって・・・
楓さんが言っていたっけ・・。
ふぅ・・・・・と下を向きながら、溜息をつく・・・。
戻ってきたんだな・・・・オレ。
・・・・・・・。
あれから海を後にした俺達は、車で地元に向けて移動した。
道中はお互い、ほとんど喋らなかった・・・。
最初は、好奇心旺盛な彼女が、未来についてあれこれ聞いてきたが、
やがてそんなやり取りも無くなり、後半は二人とも無言だった。
BGMを入れるなら、チャットモンチーの“CAT WALK”が合うかも。
最後に、未来のオレが入れ替わっているのは、今日一日だけな事を
彼女に伝えると、彼女は・・・・
亜美「スギケン君、元気でね・・・。」
と言い、絵本のストーリーを綴ったノートをオレに渡してきた。
ノートを受け取ったオレは、最後に精一杯の気持ちを込めて、
スギケン「ありがとう・・・。」
と言った・・・。
そして自宅に戻り・・・・今に至る・・・というわけだ。
・・・・・・・・・・。
・・・・確か、ノートは机の一番下の引き出しの一番下に潜らせたんだよな・・・。
この一番下の引き出しは、一番資料が入るようになっている。
2年間、きちんと整理はしていないから、今までのオレがその存在に
気付かなくても、特につじつまが合わない事もないだろう。
一番下の引き出しに入っている資料を取り出し、ひとつひとつ
調べてみる・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・あった。
昨夜(と言うのもおかしいけど・・・)眠りにつく前に、オレが引き出しにしまった、彼女のノートだ。
あの時は・・・・
中身は読んでいなかったんだよな・・・。
こうして2年越しに、ようやく中身を見ることになるわけだ。
といっても、オレの感覚でいったら、翌日って感じなんだけど・・・。(^^;)
それにしても、こんなノートが入っているとは知らずに、
2年間生きてきた事になるんだよな・・・・。
・・・・亜美・・・。(´・ω・`)
意を決して、ノートの中身を見る事にする。
一体・・・どんな話に仕上げたんだろう・・・。
タイトル“なきむしさむらい”
あるところに とてもよわい おさむらいがいました
いままで しあいをしては まけて 100戦100敗でした
しあいで たたかれると おさむらいは すぐになきだしました
そのようすを みんなはわらい いつしか おさむらいは
みんなから なきむしさむらい とよばれました
なきむしさむらいは みんなに ばかにされました
でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん
きにしませんでした
おさむらいは もともと たたかうのが すきでは なかったのです
おさむらいは おはなを そだてるのがだいすきでした
おさむらいが おはなに みずをくれていると まわりのひとたちは
また おさむらいを ばかにしました
でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん
きにしませんでした
そんな おさむらいにも すきなこが いました
きんじょにすむの おはなちゃんです
とても きれいな おはなちゃんを まわりの おさむらいは
よめにもらいたくて いっしょうけんめい きをひきました
でも おはなちゃんは つよいひとがすきで
みんながもってくる ぷれぜんとには きょうみがありませんでした
なきむしさむらいも だいじにそだてたおはなを おはなちゃんに
ぷれぜんとしましたが やっぱり おはなちゃんは きょうみを
しめしてはくれませんでした
やがて おさむらいたちは だれがつよいかをきめて
もっともつよい おさむらいが おはなちゃんに
きゅうこんしたらどうかと いいだしました まわりも それに さんせいしました
なきむしさむらいは こまってしまいました
なきむしさむらいは じぶんのよわさを だれよりも よくしっていたからです
それに たたかうのが きらいな なきむしさむらいは おはなばかりを
そだてていたので けんのうでも おさむらいのなかでは いちばん
へただったのです
でも なきむしさむらいは おはなちゃんをあきらめきれませんでした
なので たたかうことにしたのです でもけんのうででは とても
まわりのおさむらいには かてません
だから なきむしさむらいは たたかれても ぜったいに なかない
うたれても うたれても さいごまで たっていよう
そう こころに きめました
そして しあいの とうじつになりました
まわりのひとたちは なきむしさむらいも さんかしていることをみて
みんなわらいました ばかにしました やじもとばしました
でも ぜったいに きょうは なかないときめた なきむしさむらいは
なにをいわれても なきたいのを ぐっと がまんしました
ストーリーは、ここで終わっていた。
あ・・・なるほど、肝心なところが決まっていないっていうのは
この先の事か・・・。(^^;)
というか・・・お・・・面白い。
すごく続きが気になる・・・・。
な・・・なきむしさむらいはどうなったんだ・・・。
でも、亜美はもう居ないから、この続きを知る事は
永遠に出来ないんだよな・・・。(´・ω・`)
亜美・・・なきむしさむらいの結末・・・教えてくれよ・・・。
・・・・・・・・・・・・。
仕方が無い・・・ここから先はオレが考えるしかないんだ。
意を決したオレは、ノートを机の上に広げると、
椅子に座り込み、ペンを握った。
つづく
上がってしまっています。w
・・・・なので、コントの合間に挟むドルパ関連の記事も増えてしまい、
コントの流れが悪くなっている気もしますが、これもドール者であれば、
仕方がない事ですよね?・・・ね?(^^;)
いざとなれば、カテゴリーの亜美さんの項目をクリックすれば、
まとめて見れますし。w(マテ・・)
え~・・・それでは、気持ちを切り替えて、コントの続きに
移りたいと思います・・・。m(_ _)m
続きもののドールコントですので、前回までをお読みでない方は、その1~10を先に
お読みになってからご覧くださいませ~。
スギケン「う~・・・・ん。」
目が覚めたオレは、周囲を見渡す・・・・。
スギケン「うおっ!!」
オレの周囲は仰々しい魔方陣が張り巡らされていて、怪しげな蝋燭が
薄暗い部屋を、ゆらゆらと照らしていた。
お・・・おいおい、あ・・・朝だよな・・・なんてうす暗い・・・。(^^;)
ここは確か、普段使っていない空き部屋・・・。
ドアを開けて外に出てみる事にする。
誰も居ないのか、辺りは静かだ・・・。
そうか・・・確か、今日は住人が全員いないって・・・
楓さんが言っていたっけ・・。
ふぅ・・・・・と下を向きながら、溜息をつく・・・。
戻ってきたんだな・・・・オレ。
・・・・・・・。
あれから海を後にした俺達は、車で地元に向けて移動した。
道中はお互い、ほとんど喋らなかった・・・。
最初は、好奇心旺盛な彼女が、未来についてあれこれ聞いてきたが、
やがてそんなやり取りも無くなり、後半は二人とも無言だった。
BGMを入れるなら、チャットモンチーの“CAT WALK”が合うかも。
最後に、未来のオレが入れ替わっているのは、今日一日だけな事を
彼女に伝えると、彼女は・・・・
亜美「スギケン君、元気でね・・・。」
と言い、絵本のストーリーを綴ったノートをオレに渡してきた。
ノートを受け取ったオレは、最後に精一杯の気持ちを込めて、
スギケン「ありがとう・・・。」
と言った・・・。
そして自宅に戻り・・・・今に至る・・・というわけだ。
・・・・・・・・・・。
・・・・確か、ノートは机の一番下の引き出しの一番下に潜らせたんだよな・・・。
この一番下の引き出しは、一番資料が入るようになっている。
2年間、きちんと整理はしていないから、今までのオレがその存在に
気付かなくても、特につじつまが合わない事もないだろう。
一番下の引き出しに入っている資料を取り出し、ひとつひとつ
調べてみる・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・あった。
昨夜(と言うのもおかしいけど・・・)眠りにつく前に、オレが引き出しにしまった、彼女のノートだ。
あの時は・・・・
中身は読んでいなかったんだよな・・・。
こうして2年越しに、ようやく中身を見ることになるわけだ。
といっても、オレの感覚でいったら、翌日って感じなんだけど・・・。(^^;)
それにしても、こんなノートが入っているとは知らずに、
2年間生きてきた事になるんだよな・・・・。
・・・・亜美・・・。(´・ω・`)
意を決して、ノートの中身を見る事にする。
一体・・・どんな話に仕上げたんだろう・・・。
タイトル“なきむしさむらい”
あるところに とてもよわい おさむらいがいました
いままで しあいをしては まけて 100戦100敗でした
しあいで たたかれると おさむらいは すぐになきだしました
そのようすを みんなはわらい いつしか おさむらいは
みんなから なきむしさむらい とよばれました
なきむしさむらいは みんなに ばかにされました
でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん
きにしませんでした
おさむらいは もともと たたかうのが すきでは なかったのです
おさむらいは おはなを そだてるのがだいすきでした
おさむらいが おはなに みずをくれていると まわりのひとたちは
また おさむらいを ばかにしました
でも おさむらいは そんな まわりのこえを ぜんぜん
きにしませんでした
そんな おさむらいにも すきなこが いました
きんじょにすむの おはなちゃんです
とても きれいな おはなちゃんを まわりの おさむらいは
よめにもらいたくて いっしょうけんめい きをひきました
でも おはなちゃんは つよいひとがすきで
みんながもってくる ぷれぜんとには きょうみがありませんでした
なきむしさむらいも だいじにそだてたおはなを おはなちゃんに
ぷれぜんとしましたが やっぱり おはなちゃんは きょうみを
しめしてはくれませんでした
やがて おさむらいたちは だれがつよいかをきめて
もっともつよい おさむらいが おはなちゃんに
きゅうこんしたらどうかと いいだしました まわりも それに さんせいしました
なきむしさむらいは こまってしまいました
なきむしさむらいは じぶんのよわさを だれよりも よくしっていたからです
それに たたかうのが きらいな なきむしさむらいは おはなばかりを
そだてていたので けんのうでも おさむらいのなかでは いちばん
へただったのです
でも なきむしさむらいは おはなちゃんをあきらめきれませんでした
なので たたかうことにしたのです でもけんのうででは とても
まわりのおさむらいには かてません
だから なきむしさむらいは たたかれても ぜったいに なかない
うたれても うたれても さいごまで たっていよう
そう こころに きめました
そして しあいの とうじつになりました
まわりのひとたちは なきむしさむらいも さんかしていることをみて
みんなわらいました ばかにしました やじもとばしました
でも ぜったいに きょうは なかないときめた なきむしさむらいは
なにをいわれても なきたいのを ぐっと がまんしました
ストーリーは、ここで終わっていた。
あ・・・なるほど、肝心なところが決まっていないっていうのは
この先の事か・・・。(^^;)
というか・・・お・・・面白い。
すごく続きが気になる・・・・。
な・・・なきむしさむらいはどうなったんだ・・・。
でも、亜美はもう居ないから、この続きを知る事は
永遠に出来ないんだよな・・・。(´・ω・`)
亜美・・・なきむしさむらいの結末・・・教えてくれよ・・・。
・・・・・・・・・・・・。
仕方が無い・・・ここから先はオレが考えるしかないんだ。
意を決したオレは、ノートを机の上に広げると、
椅子に座り込み、ペンを握った。
つづく