
昨日、録画していた試合を3回くらい見てしまいました。(^^;)
昨日はあっさりめの記事でしたが、何度も見るうちに
細かく書きたくなったので、今回は遅ればせながらちょっと
熱く語りたいと思います。
ホント歴史的快挙というだけではなくて凄い試合内容でした。
アメリカの怒涛の猛攻を必死に守った前半戦。
入ってもおかしくないシュートが一杯ありました。
運も味方につけていたのかも。
澤選手が攻めに回らずに必死に防御に徹している姿も印象的。
まずなんとしても総出で失点を防いで、アメリカの隙を伺っていた
印象ですね。
後半戦。
アメリカの方も疲れてきたのか、少し動きが鈍くなってきた印象で、
ここからは防御だけではなくて対等に渡り合っていたと思います。
後半30分も過ぎた頃。アメリカに初ゴールを決められますが、
見ているこっちは「う~ん・・・やっぱりアメリカには勝てないのかな・・・」と
思い始めていました。
しかし宮間選手のシュートで同点に追いつきました。
このシュートが凄かったですね。
体の向きとは逆に左に打ち込んだ感じ。
相手のキーパーが軸足の向きを見て、右!と思って動いた感じが
伝わってきました。でも実際は左なので、「え、左なの!?」と
右手を差し出しましたが、届かず・・・といった感じ。
延長戦で2点目を奪われた時は、時間もないですし、
見ている自分は「もう無理だろ・・・終わった」と思えました。
でも、これまた終了間際ギリギリに澤選手がコーナーに合わせて
ゴールに押し込みましたね。
このシュートは何度見ても鳥肌もの。
ホント凄かった。この土壇場で、こんなシュートを繰り出せるなんて
一体どんな精神を持ってるんだろう・・・と思えるくらい凄いです。
そして最後の最後。
退場覚悟の岩清水選手のスライディング。
アメリカサイドからしたらフェアではないけれど、なんとしても
防ぐ!!勝つんだ私達は! という気迫が伝わってきました。
確かにあのままだったら3点目を入れられていたと思います。
フリーキックをなんとか凌いで延長戦も同点で終了。
W杯の決勝。舞台はドイツ。相手はアメリカ。
この条件でこの試合内容。
なんという歴史に残る名勝負か・・・。
最後のPK戦。
円陣を組むなでしこJAPANNを送り出す則監督の笑顔が印象的でした。
それを見た時、あぁ、凄い監督なんだなぁ・・・と実感しました。
普通、あそこまできたら「絶対勝つぞ!」と真剣な表情で激を飛ばしそうな
イメージがありますが、優しく
「ここまでやれれば大したもんだ、さぁ思いっきり楽しもうぜ!」という
声がこっちにも聞こえてきそうな円陣でした。
海堀選手のスーパーセーブにも驚かされました。
とっさに足ではじくスーパーセーブ。
凄いとしか言いようが無いです・・・。
気が付けば、何度も諦めていたのは見ている自分だけで
現地の選手は誰も諦めてはいませんでした。
やっぱり何かを成し遂げる人間は、努力、情熱、才能の他にも、
何があっても、自分を信じて諦めない心を持っているんだな・・・と
思わされる試合でしたね・・・。
ヘタレな自分も、勇気を分けてもらえた、そんな素晴らしい試合でした。(^^)